【新連載】脳梗塞で半身不随になった出版局長の「 社会復帰までの陽気なリハビリ奮闘日記」163日間【真柄弘継】第1回 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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【新連載】脳梗塞で半身不随になった出版局長の「 社会復帰までの陽気なリハビリ奮闘日記」163日間【真柄弘継】第1回

【新連載】脳梗塞で半身不随になった出版局長の「 社会復帰までの陽気なリハビリ日記」163日間〈第1回〉

現役出版局長の真柄弘継氏

 

◆脳梗塞で壊れた脳は感情をコントロールできない!?

リハビリ以外の時間は本を読んでいた。
脳梗塞で壊れた脳は感情をコントロールできない。
私の場合は怒りや恐怖と不安という感情は嘘のようになくなった。
感情をコントロールしなくてはならなかった健康な時が遠い過去の出来事となった。
けれど悲しいや感極まる感情は増幅されてしまい、少しの感動で涙が溢れた。
セラピストさんたちとの会話で感極まって涙が出たりもした。
小説は23頁で眠くなってしまうが、コミックは123冊は読んでいた。
溜まっていたコミックが読めたことで、積ん読が解消したのはよかった。
電話で友人や会社の人と話をした。
右半分動かない以外は健康なことなどを伝えた。
この時点では後遺症の有無がわからず、記憶障害や言語障害はわからない。
けど私が元気で会話を出来る様子に安心されたようだ。
会社の人とは月刊誌の発売の進行や、書籍の注文書を作成してメールやラインで確認。
大口の注文に対しての処理の仕方を指示したりもしていた。

しかし、なによりしていたのは競馬予想である。
安田記念の11万円と、社長から頂いた見舞金から2万円を地方競馬専用口座にいれ、総額13万円で毎日予想して馬券を買っていた。
馬柱は読めても手が使えない。
頭の中で数字を覚えるしかなく、戦績も一頭一頭覚えて比較。
最終的に単複とワイド3点買いを基本に馬券勝負をしていた。
地方競馬は、大井、船橋、浦和、川崎の南関、時には門別、金沢、園田と1日数レースを予想。
結果は、地方競馬の専用口座は88日の軍資金が尽きるまで楽しめた!
惜しむらくは、中央のPATで購入した船橋の第1レースで単勝万馬券を当てたこと。
地方競馬の口座に移すことが叶わず(アナログ爺でネットバンキングが出来ない)
地方競馬は2ヶ月で馬券を買うことが出来なくなってしまった。
中央はというと11万円は確実に減ってはいるものの、健康な生活なら早々に底を尽いたであろう軍資金。
8月17日の時点で85千円と、まだまだ楽しめる。
もしかしたら大きく増やす可能性すらあるのである。
闘病やリハビリ生活とは程遠い馬券ライフを満喫している次第だ。

そうこうしているうちに、HCU病棟は一週間で出ることができた。
三本のチューブの点滴もなくなり、身軽になって一般病棟に引っ越すことが出来た。

次のページ再発のリスクは最低半年は続くと告げられる

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高市早苗著『アメリカ大統領の権力のすべて』

 

★初の女性新首相・高市早苗「政治家の原点」がここにある★

アメリカ大統領の権力のすべて』待望の新装重版

 

民主主義国家の政治をいかに動かし統治すべきか?

◎トランプ大統領と渡り合う対米外交術の極意とは?

★政治家・高市早苗が政治家を志した原点がここにある!

 

「日本は、国論分裂のままにいたずらに時間を食い、国家意志の決定と表明のタイミングの悪さや宣伝下手が災いし、結果的には世界トップ級の経済的貢献をし、汗も流したにもかかわらず、名誉を失うこととなった。

 納税者としては政治の要領の悪さがもどかしく悔しいかぎりである。

 私は「国力」というものの要件は経済力」、「軍事力」、そして「政治力」だと考えるが、これらの全てを備えた国家は、現在どこにも存在しない。

 (中略)

 そして日本では、疑いもなく政治力」がこれからのテーマである。

 「日本の政治に足りないものはなんだろう?」情報収集力? 国会の合議能力? 内閣の利害調整能力?  首相のメディア・アピール能力?  国民の権利を保証するマトモな選挙?  国民の参政意識やそれを育む教育制度?

 課題は随分ありそうだが、改革の糸口を探る上で、アメリカの政治システムはかなり参考になりそうだ。アメリカの政治にも問題は山とあるが、こと民主主義のプロセスについては、我々が謙虚に学ぶべき点が多いと思っている。

 (中略)

 本書では、行政府であるホワイトハウスにスポットを当てて同じテーマを追及した。「世界一強い男」が作られていく課程である大統領選挙の様子を描写することによって、大統領になりたい男や大統領になれた男たちの人間としての顔やフッーの国民が寄ってたかって国家の頂点に押し上げていく様をお伝えできるものになったと思う。 I hope you enjoy my book.」

(「はじめに」より抜粋)

 

◉大前研一氏、推薦!!

 「アメリカの大統領は単に米国の最高権力者であるばかりか、世界を支配する帝王となった。本書は、連邦議会立法調査官としてアメリカ政治の現場に接してきた高市さんが、その実態をわかりやすく解説している。」

ALL ABOUT THE U.S. PRESIDENTIAL POWER

How much do you know about the worlds’s most powerful person―the President of the United States of America? This is the way how he wins the Presidential election, and how he rules the White House, his mother country, and the World.

<著者略歴>

高市早苗(たかいち・さなえ)

1961年生まれ、奈良県出身。神戸大学経営学部卒業後、財団法人松下政経塾政治コース5年を修了。87年〜89年の間、パット•シュローダー連邦下院議員のもとで連邦議会立法調査官として働く。帰国後、亜細亜大学・日本経済短期大学専任教員に就任。テレビキャスター、政治評論家としても活躍。93年、第40回衆議院議員総選挙奈良県全県区から無所属で出馬し、初当選。96年に自由民主党に入党。2006年第1次安倍内閣で初入閣を果たす。12年、自由民主党政務調査会長女性として初めて就任。その後、自民党政権下で総務大臣、経済安全保障大臣を経験。2025年10月4日、自民党総裁選立候補3度目にして第29代自由民主党総裁になる。本書は1992年刊行『アメリカ大統領の権力のすべて』を新装重版したものである。

 

 

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真柄弘継

まがら ひろつぐ

現役出版局長

1966年丙午(ひのえうま)126日生まれ。

1988年(昭和63)に昭和最後の新卒として出版社に勤める。

以来、5つの出版社で販売、販売促進、編集、製作、広告の職務に従事して現在に至る。

出版一筋37年。業界の集まりでは様々な問題提起を行っている。

中でも書店問題では、町の本屋さんを守るため雑誌やネットなどのメディアで、いかにして紙の本の読者を増やすのか発信している。

 

2025年68日に脳梗塞を発症して半身不随の寝たきりとなる。

急性期病院16日間、回復期病院147日間、過酷なリハビリと自主トレーニング(103キロの体重が73キロに減量)で歩けるまで回復する。

入院期間の163日間はセラピスト、介護士、看護師、入院患者たちとの交流を日記に書き留めてきた。

自分自身が身体障害者となったことで、年間196万人の脳卒中患者たちや、その家族に向けてリハビリテーション病院の存在意義とリハビリの重要性を日記に書き記す。

また「転ばぬ先の杖」として、健康に過ごしている人たちへも、予防の大切さといざ脳卒中を発症した際の対処法を、リアルなリハビリの現場から当事者として警鐘を鳴らしている。

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